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【新型コロナ】定点把握、初公表 県内1・35人

2023年05月19日 22時39分

社会福祉・医療

新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う、指定医療機関からの報告をまとめた和歌山県内の1週間の感染者数が、きょう(5/19)、初めて発表されました。

新型コロナウイルスの感染者数は、これまですべての感染者数を把握する「全数把握」でしたが、感染症法上の位置づけが5類に移行したことに伴い、指定した医療機関からの週1回の報告をもとにした「定点把握」に変更されました。

きょう発表されたのは、今(5)月8日から14日までの1週間の感染状況で、それによりますと、県内49の指定医療機関で、あわせて66人の感染が報告されました。

1医療機関あたりの平均の感染者数は、県全体で1・35人となり、全国平均の2・63人と比べて半分程度にとどまっているほか、全国47都道府県のうち高知県に次いで少なくなっています。

保健所別では、和歌山市が1・20人、海南が2・33人、岩出が1・00人、橋本が0・83人、湯浅が0・75人、御坊が3・33人、田辺が1・57人、新宮が2・00人、新宮・串本支所が0・00人となっています。

同じように「定点把握」を行っているインフルエンザでは、感染の流行を知らせるための注意報や警報が出されていますが、新型コロナウイルスに関しては、いまのところ、注意報などを出すかどうか、また出す場合の基準について、決まっていません。新型コロナウイルスに関するデータの蓄積が十分でなく、現状では、基準を作れないことが背景にあるとみられます。

一方、新型コロナウイルスに感染して今月8日から14日までの1週間に、和歌山県内で新たに入院した人の数は、9人となっています。県内の新型コロナ即応病床は、今月17日現在で297床です。現在、入院している人の数は、把握されていません。

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