第10回交通安全高齢自転車大会

2023年05月19日 19時13分

交通社会

春の全国交通安全運動期間中のきょう(19日)和歌山市で、65歳以上の高齢者による「交通安全高齢自転車大会」が開かれました。

自転車実技で横断歩道を渡る参加者(5月19日・和歌山市・県立体育館)

これは、県・警察本部と、県・交通安全協会、それに、県・自転車安全教育推進委員会が、高齢者に自転車の安全で正しい乗り方を学んでもらい、それぞれの地域で交通安全リーダーとして事故防止を推進してもらおうと開いたもので、今年で10回目です。

これまでは毎年開いてきましたが、新型コロナ禍の期間は中止が続き、今回は4年ぶりの開催となりました。

ヘルメットの着用方法の学習

和歌山市中之島の県立体育館で開かれた大会では、和歌山市や岩出市、橋本市など紀北地方の66歳から83歳までの男女20人が、8つのチームに分かれて参加しました。

参加者は、先月(4月)道路交通法の一部改正で、自転車のヘルメット着用が努力義務になったことや、正しいブレーキのかけ方や発進・停止の仕方などを警察官から座学で学びました。

正しい左折の方法を学ぶ

続いて、実際に自転車に乗って体育館を周回し、途中に設けられた交差点や踏切などで一旦停止し、周囲の安全を確認してから発進できるかなど、正しい乗り方を学習しました。

参加者は「歩道の歩行者にむやみにベルを鳴らしてはいけないことや、前と左右だけでなく後ろも確認しなくてはならないことなど、知らなかったことが結構ありました」と話していました。

県・交通安全協会の西川専務理事

大会会長で県・交通安全協会の西川(にしかわ・)(とし)(あき)専務理事は「交通安全運動期間中のいままさに、自転車のヘルメット着用の努力義務化など、高齢者の自転車事故防止に関して学んでもらい、事故防止につなげたい」と話しています。

春の全国交通安全運動は、あす(20日)まで展開され、警察では自転車の事故防止や ヘルメットの着用推進などを重点的に呼びかけています。

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