がん患者を支援「リレー・フォー・ライフ」27日開催

2023年05月17日 22時25分

イベント

がん患者の支援や、がんで亡くなった人への祈りを捧げる人々が、24時間にわたって歩いたり、メッセージの朗読や音楽で思いを伝えるがん征圧イベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン 2023 WAKAYAMA」が、今月(5月)27日の正午から、和歌山市の和歌山城・砂の丸広場で開かれます。

第10回「リレー・フォー・ライフ・ジャパンWAKAYAMA」のポスター

リレー・フォー・ライフは、1985年にアメリカの1人の医師が、アメリカ対がん協会への寄付を募るために、陸上トラックを24時間走り続けたことをきっかけに始まり、その後、日本にも伝わって、全国で開催されるようになり、和歌山県では2014年に始まりました。

当日は、和歌山城・砂の丸広場にトラックが設置され、趣旨に賛同する人々が、24時間にわたって思い思いに歩いたり、走ったりしながら、がんの制圧や、がん治療に挑む人々へのエール、がんで亡くなった人への鎮魂の祈りをアピールします。

夕暮れから夜にかけては、がんで亡くなった人や、がんと闘う人々へのメッセージを書いた白い紙袋にキャンドルを入れてともす「ルミナリエ」イベントや、がんで亡くなった人のために用意した無人のイスとテーブルの前で、ポエムの朗読や音楽の演奏を繰り広げる「エンプティーテーブル」の催しが行われます。

参加を呼びかける実行委員の草田さん(左)と冨士さん(右)(5月16日・和歌山放送)

実行委員は「新型コロナ禍では、時間の短縮や、リモート開催を余儀なくされましたが、10回目の節目となることしは、ようやく本来の形で開催できます。ウォークやラン、エンプティーテーブルのイベントで、多くの皆さんにがん征圧への思いを共有してもらい、ご自身や大切な人の健康を考えるきっかけになれば」と呼びかけています。

「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2023 WAKAYAMA」は、今月27日土曜日の正午に、和歌山城・砂の丸広場で開会し、24時間のウォークとランがスタートします。 だれでも無料で参加できます。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55