和歌山県経営者協会・アントレプレナー大賞に海南の株式会社サンコー
2023年05月16日 19時40分
和歌山県経営者協会の第85回定時総会が、きょう(16日)和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で開かれ、独創性と市場性を兼ね備えた新しいビジネスを展開した企業を表彰する、第18回「アントレプレナー大賞」に、海南市の家庭用品メーカー・株式会社サンコーの角谷太基(かくたに・ふとき)社長が選ばれ、表彰されました。
サンコーは、台所用品やバス・トイレ・洗濯用品など、海南市の地場産業である様々な家庭用品を開発・販売しています。
2019年には、洗浄用スポンジ「びっくりフレッシュ」が「和歌山県1社1元気技術」に登録されたほか、2020年には経済産業省の「地域未来牽引企業」に、2021年には「グッドカンパニー大賞」の企業優秀賞に輝きました。さらに、地元・海南市と災害支援協定を締結するなど社会貢献活動や、女性社員の活躍推進優良企業「えるぼし」にも選定されています。
表彰式で県・経営者協会の田中俊一(たなか・しゅんいち)会長から角谷社長に賞金30万円の目録とトロフィーが授与されました。
角谷社長は「時代が変わっても、人の心は変わらない。そのことを信じて経営に取り組んできた。人が育む経営で会社を強くし、これからも精進したい」と喜びを語りました。
また、アントレプレナー大賞の奨励賞には、ハム・ソーセージ製造機械や駐輪場管理システム装置の開発・製造・販売を手掛ける、和歌山市の匠技研(たくみぎけん)株式会社の西本嘉尹(にしもと・よしたか)社長が、地域経済の発展に努力する女性経営者を讃える「キラリ!輝く女性ビジネス大賞」には、県内唯一の花火製造会社で有田川町(ありだがわちょう)の有限会社紀州煙火(きしゅうえんか)の藪田(やぶた)さゆり社長が、それぞれ選ばれました。