紀の川市の幼稚園 ノロウイルス集団感染

2023年05月12日 20時50分

社会福祉・医療

紀の川市の幼稚園で、今月(5月)10日、複数の園児が下痢やおう吐などの症状を訴え、岩出保健所が調べた結果、ノロウイルスの集団感染とわかりました。

和歌山県・健康推進課によりますと、ノロウイルス集団感染が起きたのは、紀の川市貴志川町にある、あおば幼稚園で、今月10日に「複数の園児が下痢やおう吐などの症状を呈している」と岩出保健所に連絡があり、調査した結果、今月9日から11日にかけて、園児26人と職員4人に症状が出ていたことがわかりました。

県の環境衛生研究センターが園児の便を検査したところ、ノロウイルスが検出されたため、岩出保健所は、ノロウイルスの集団感染と判断し、園内の消毒と二次感染予防を指導しました。感染した園児と職員は、全員快方に向かっています。

今年(2023年)県内で発生したノロウイルスの集団感染は5例目となります。

県・健康推進課は、ノロウイルスについて、「1年を通じて発生し、ほとんどが経口感染。感染者の便やおう吐物などが感染源で、これらに汚染された物や食品類に触れたり食べたりすることで感染する」とした上で、対策として、「石けんを十分に泡立てて、丁寧に手や指を洗うことや、次亜塩素酸ナトリウムによる家具や食器などの消毒、食品の十分な加熱を行うことで、感染を予防してほしい」と呼びかけています。

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