書道特別展示「王鐸」が開幕
2023年05月12日 14時21分
中国の書の大家・王鐸(おうたく)の作品の特別展示が、きょう(11日)から、和歌山市の和歌山城ホールで開かれています。
これは、ことし(2023年)が弘法大師空海(こうぼうたいし・くうかい)の生誕1250年となるのを記念して、和歌山市の書道団体「青潮書道会(せいちょうしょどうかい)」が主催し、高野山金剛峯寺(こんごうぶじ)などの後援で開かれたものです。
王鐸は、明(みん)や清(しん)の時代に生きた書家で、「書聖(しょせい)」とあがめられる王羲之(おう・ぎし)の一筆書(いっぴつしょ)を発展させた独自の書風を確立しました。空海もまた、王羲之の書に多大な影響を受け、日本に書法を持ち帰って書道文化を築いたとされています。
和歌山城ホール1階の展示室には、王鐸の書の現物1点と複製品2点が展示されているほか、青潮書道会の会員による書の作品も展示されています。
また、13日・土曜日の午後1時半から、和歌山城ホールの小ホールで、この特別展示を記念した講演会が行われます。
王鐸の書の特別展示は、14日・日曜日まで、和歌山市の和歌山城ホール1階・展示室で開かれています。入場は無料です。
このあと、来月(6月)4日から24日までは、高野町(こうやちょう)の高野山霊宝館(れいほうかん)でも開かれる予定です。