春の全国交通安全運動スタート

2023年05月11日 11時48分

交通社会

「春の全国交通安全運動」がきょう(11日)から始まり、和歌山県でも、子どもをはじめとする歩行者の安全確保や、横断中の歩行者事故などの防止、自転車のヘルメット着用などを呼びかける啓発活動が行われています。

パトロールに出発する白バイ車両(5月11日・和歌山県庁前)

きょう午前9時から和歌山県庁前で行われた街頭啓発の出発式には、下宏(しも・ひろし)副知事や山﨑洋平(やまざき・ようへい)県警本部長をはじめ、県・交通安全協会や県・交通安全母の会の会員らおよそ100人が参加し、県警の白バイ隊や県の啓発車両を拍手で送り出しました。

あいさつする和歌山県の下副知事

出発式では下副知事が「信号機の無い交差点での車両の一時停止率は、和歌山県が全国ワースト2位になっていて、県と県警では、横断歩行者が停止してくれたドライバーに感謝の気持ちを伝える『サイン+(プラス)サンクス運動』を推進し、横断歩行者事故の防止に努めている」と述べ、参加者の啓発活動に期待を込めました。

決意を表明する和歌山県警の山崎本部長

続いて、山﨑県警本部長が「県内の交通事故の件数や死傷者数は減少傾向だが、交通安全の取組みはけして緩めてはならない。県民の交通安全意識が一層高まるよう全力を挙げる」と決意を表明し、横断歩行者事故の防止や飲酒運転の根絶、先月(4月)から努力義務となった自転車のヘルメット着用の啓発活動に力を入れる方針を示しました。

音の出る信号機の目録を贈呈する和歌山放送の中村社長(左)

また、式では、和歌山放送のチャリティー活動「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」で寄せられた浄財を基に設置される「音の出る信号機」の目録が、中村栄三(なかむら・えいぞう)社長から山﨑本部長に贈呈されました。ことしは和歌山市と新宮市(しんぐうし)の2カ所に設置が予定され、目の不自由な人の交通安全に役立てられます。

「交通安全のお約束」をする和歌山市立砂山小の1年生
交通安全横断旗の贈呈

このほか、和歌山市立砂山小学校の新1年生が「交通安全のお約束」を宣言したほか、こくみん共済coop(コープ)和歌山推進本部から県・交通指導員連絡協議会に、交通安全横断旗の贈呈も行われました。

春の全国交通安全運動では、今月(5月)20日までの10日間にわたり、子どもをはじめとする歩行者の安全確保や、横断中の歩行者事故などの防止、自転車のヘルメット着用、飲酒運転の根絶などを重点に、啓発や取り締まりが行われます。

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