弘法大師に感謝の御逮夜 高野山壇上伽藍
2023年05月10日 18時51分
高野町の高野山壇上伽藍で昨夜(5/10)、弘法大師・空海に感謝の念をささげる法会「旧正御影供(きゅうしょうみえく)」の前夜祭「御逮夜(おたいや)」が開かれ、大勢の参拝客でにぎわいました。
新型コロナウイルス感染の影響で、去年まで規模を縮小して開催してきた経緯があり、通常開催は4年ぶりとなりました。
今年は、空海が亡くなった旧暦の3月21日がきょうにあたります。
昨夜は、会場となった御影堂(みえどう)の周りに花とろうそくが飾られたほか、伽藍内のお堂は、本尊が拝めるよう扉を開けて公開され、金堂(こんどう)裏の舞台では、宗教舞踊が奉納されました。
御影堂では、僧侶およそ50人による「御逮夜法会」があり、終了後、この日しか公開されない弘法大師の御影(肖像画)に参拝客が手を合わせていました。