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和歌山市立伏虎義務教育学校で「看護の日」の出前授業

2023年05月10日 18時56分

イベント教育社会福祉・医療

ナイチンゲールの誕生日にあたる毎年5月12日の「看護の日」と、その日を含む「看護週間」をひろく市民にPRしようと、和歌山県看護協会が、きょう(10日)和歌山市立伏虎(ふっこ)義務教育学校で出前授業を行い、中学2年生にあたる8年生の生徒に、2人の看護師が講義しました。

出前授業のもよう(5月10日・和歌山市立伏虎義務教育学校)
済生会和歌山病院の和田看護師

はじめに、済生会(さいせいかい)和歌山病院の和田桃佳(わだ・ももか)看護師が「患者ひとりひとりを自分の家族と思って、患者のことをよく知って寄り添う事が大切です。業務を通じてコミュニケーション能力が養われ、自信につながりました」と語りました。

児玉病院の岩﨑看護師

続いて、和歌山市の児玉(こだま)病院の(いわ)(さき・)(りょう)看護師が、容態がかなり悪くなった患者から『ビールが飲みたい』と頼まれて、悩んだ末、綿棒の先にノンアルコールビールをしみこませて飲ませるアイデアを思いついた直後に亡くなってしまった苦い経験を振り返り「患者が本当に寄り添えるケアとは何かを、真剣に考えるようになりました」と話していました。

手洗い実習に参加する岸本知事(右)

きょうは、和歌山県の岸本(きしもと)(しゅう)(へい)知事も姿を見せ、生徒らとともに、正しい手の洗い方を学び、ブルーライトを当てると洗えてない部分が白く光る特殊なローションを手に塗って石けんで手を洗うと真っ白に光り、思いのほか洗い残しが沢山あることに驚いていました。

和歌山県看護協会の東直子会長

和歌山県看護協会の東直子(ひがし・なおこ)会長は「少子高齢化社会を迎え、協会では若者に看護職の魅力を伝える活動に力を入れていて、きょうのような課外授業を、今後もますます展開したい」と話していました。

啓発ラッピングバス前での記念撮影

またきょうは、日本看護協会の「看護の日」をPRするラッピングバスが和歌山市内を走行しました。

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