【新型コロナ】きょう「5類」に移行・市民は慎重姿勢多く
2023年05月08日 16時34分
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、きょう(8日)から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行し、これまで政府や自治体が行ってきた感染防止対策が、個人や企業などへ委ねられる事になりました。和歌山県内でも、きょうからマスクの着用などが個人の判断に替わりましたが、市民からは、様子を見たいとの声が 相次いで聞かれました。
和歌山市の南海和歌山市駅前では半数以上の通行人がマスクを着用していました。和歌山市に住む50歳代の男性は「新型コロナでマスクを着用していて、この冬のインフルエンザ感染を防げたので、これからも特に人ごみに入るときは、引き続き、マスクを着用しますが、公園など屋外では、マスクを外すなど生活の中で使い分けます。ただ、コロナに感染するとしんどいので、できるだけ感染しないよう基本的には、マスクを着用します」と話しました。
また、マスクを着用せず歩いていた男性も「インフルエンザと同じと聞いているので、着用していませんが、人混みや満員電車ではマスクをつけられるよう胸ポケットに入れています」と話し、5類に引き下げられたことについては「普通の生活に戻れるのは、喜ばしいこと」と話していました。
このほか「周囲の人々の様子を見ながら、または、施設側からマスク着用は不要と言われたら、マスクを外そうと思います」といった声も聞かれました。
和歌山県では、きのう(7日)で県民に新型コロナの感染防止を独自に呼びかける「県民の皆様へのお願い」を廃止し、こんどは関西広域連合が策定した「関西 新しい健康生活宣言」に準拠した呼びかけを行う方式に切り替えました。
あわせて、これまで毎日発表していた県内全域の保健所別の感染状況も、週に1回、定点観測医療機関での発生人数の発表に切り替わります。