和歌山電鐵で人気を集める「たま駅長」の写真集の発売日となったきょう（２９日）、紀の川市の貴志駅で完成お披露目会が行われ、県内外から訪れた人たちで賑わいました。

写真集は、和歌山電鐵の小嶋光信（こじま・みつのぶ)社長の発案により実現したもので、２０１５年に死んだ貴志駅初代駅長で、現在は名誉永久駅長となった「たま駅長」の２４歳の誕生日であるきょうに合わせて販売がスタートしました。

きょう午前、貴志駅で行われた式典では、小嶋社長が、貴志駅長の「ニタマ」と伊太祈曽駅長「よんたま」とともに写真集を紹介したあと、「２」と「４」の数字のろうそくが立てられたバースデーケーキが登場し、式参加者全員でバースデーソングを歌って「たま名誉永久駅長」の誕生日を祝いました。式最後には、小嶋社長がニタマを連れてたま神社に写真集を奉納しました。

式参加者で１番に写真集を購入した女性は「たまちゃんは最高。顔のかわいらしさが何とも言えない。このために大阪から来ました」と話していました。

写真集「たま駅長～Sweet Memories～にゃん！」は、和歌山電鐵広報の山木慶子（やまき・けいこ）さんが１０年以上撮りためたものの中から厳選した写真や、一般公募で選ばれた写真など、１２９枚のベストショットが掲載されています。

２０００部限定で、和歌山電鐵貴志川線の伊太祈曽駅、貴志駅をはじめ、和歌山市内の書店や ネットショップなどで購入できます。

また、写真集の発売を記念した写真展が５月１４日までの期間限定で、貴志駅構内の「たまカフェ」で開かれています。