岩出市70代女性2人、特殊詐欺被害110万円

2023年04月28日 19時26分

事件・事故社会

「医療費の還付金がある」「保険金の返金がある」などと言われた岩出市に住む70代の女性2人が、それぞれその後訪れた男にキャッシュカードを渡し、2人であわせて110万円をだましとられたことがわかりました。

岩出警察署によりますと、岩出市に住む70代の女性2人は、いずれもおととい午後4時頃、自宅の電話に、岩出市役所の職員をかたる男から連絡がありました。

このうち1人の女性の自宅には、「医療費の還付金があり、どこに振り込めばよいか」という電話があり、女性が金融機関名を伝えると、その後、同じ電話に、金融機関の職員を名乗る男から電話があり、「持っているキャッシュカードは古いので、作り替える必要がある。行員が取りに行くので渡してほしい」と言われ、取りに来た男に渡しました。

男が受け取りに来るまでの間、金融機関の職員を名乗る男は、電話を切らないでほしいと話し、女性から暗証番号なども聞きだしていました。

女性は、翌日のきのうになって銀行口座の利用状況を確認したところ、現金50万円を引き出されていることがわかり、警察に届け出ました。

一方、もう1人の女性の自宅にも、同じように金融機関の職員を名乗る男から「保険金の返金があり、今使っているキャッシュカードでは振り込めないので、これから向かわせる職員にカードを渡してほしい」という電話があり、女性は指示に従いました。

男が立ち去った後、女性は、家族に相談して警察に届け出て、翌日、警察が2回にわけてあわせて60万円が引き出されていたことを確認しました。

このところ、和歌山県内では、紀北地域を中心に、特殊詐欺の被害が相次いでいて、和歌山県警は、電話で暗証番号を聞いてきた場合などは、迷わず特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル『ちょっと確認電話』に連絡するよう呼びかけています。

電話番号は、0120・508・878、0120・これは・わなや です。

また、♯(シャープ)9110でも相談を受け付けています。

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