【衆院補選】門氏応援の岸本知事「敗軍の将、兵を語らず」
2023年04月25日 19時41分
今月(23日)に投票が行われた衆議院和歌山1区の補欠選挙で敗れた、自民党の元職・門博文(かど・ひろふみ)さんを応援していた、和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事は、けさ(25日)の定例記者会見で、選挙結果について「敗軍の将、兵を語らず。それ以外に何も申し上げることは無い」と述べました。
補欠選挙では、日本(にっぽん)維新の会の新人・林佑美(はやし・ゆみ)さんが、門さんに6千票あまりの差を付けて初当選しました。
衆議院和歌山1区を巡っては、岸本知事と門さんが過去4回、選挙戦で対決してきましたが、いずれも、岸本知事が小選挙区で勝利しています。
その後、去年(2022年)岸本知事の知事選挙出馬にあたって自民党から支援を受けたことから、補欠選挙で岸本知事は「昨日の敵は今日の友」と、門さんの支援を表明していました。岸本知事は、選挙結果について「敗軍の将、兵を語らず」と述べるにとどめました。
また、選挙期間中、岸田文雄総理大臣が2回にわたって和歌山市入りしたときに、岸本知事は不在だったことについては「すでにほかの公務があった。県民のための仕事を優先した」と説明しました。
一方、当選した林さんについて岸本知事は「県選出国会議員のひとりとして、協力関係を構築したい」と話しています。