【衆院補選】選挙戦最終日・岸田首相と馬場代表らが応援演説
2023年04月22日 19時09分
衆議院和歌山1区補欠選挙の選挙戦最終日を迎えたきょう(22日)自民党陣営は、先週の土曜日(15日)に引き続き岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣が、日本維新の会の陣営は馬場伸幸(ばば・のぶゆき)代表が、それぞれ和歌山市で最後の応援演説を繰り広げ、候補者への支持を訴えました。
岸田首相は、今月15日に、自民党の元職・門博文(かど・ひろふみ)候補57歳の応援演説のために訪れた和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で、兵庫県川西市の木村隆二(きむら・りゅうじ)容疑者24歳に爆発物を投げ込まれましたが、岸田首相は警察官に警護され無事でした。
岸田首相は「選挙を最後までやり通すことが大切」として、選挙戦最終日のきょう、参議院補欠選挙が行われている大分と、衆議院補欠選挙が行われている和歌山と千葉を訪れ、応援演説を行うことになったものです。
岸田首相は、きょう午後3時半すぎ、警察官の厳重な警備体制が敷かれたダイワロイネットホテル和歌山前で、主催者発表でおよそ2500人の聴衆を前に「雑賀崎漁港の爆発物事件では、和歌山の皆さんにご心配とご迷惑をおかけした。国が重要な転換点に立ついま、我々自公政権が、防衛や子育て対策など様々な課題解決を実行するかが問われている。和歌山を最も愛する門さんを再び押し上げてほしい」と述べました。
これに先立ち、午前10時20分すぎには、東京都の小池百合子(こいけ・ゆりこ)知事がJR和歌山駅前で応援演説を行いました。
日本(にっぽん)維新の会の馬場伸幸(ばば・のぶゆき)代表は、きょう午後3時半頃、JR和歌山駅前で、足を止めた通行人や支持者らおよそ80人を前に、新人・林佑美(はやし・ゆみ)候補41歳のの応援演説を行いました。
この中で、馬場代表は、「国民がどんな思いで政治に期待しているのか、いまの政治家はわかっていない。今回、この和歌山の選挙で自民党王国と言われている和歌山に、林由美という種を一粒まいていただいて、何でもかんでも東京の永田町で決めているやり方をぶっ壊そうではありませんか」と訴えました。
衆議院和歌山1区補欠選挙には、このほか、共産党の新人・国重秀明(くにしげ・ひであき)候補62歳と、政治家女子48党の新人・山本貴平(やまもと・たかひら)候補48歳が立候補していて、街頭演説やSNSなどでそれぞれ最後のを訴えを繰り広げています。