海南市のこども園でノロウイルス集団感染

2023年04月20日 16時34分

福祉・医療

海南市のこども園で、今月(4月)17日、複数の園児が下痢やおう吐などの症状を訴え、海南保健所が調べた結果、ノロウイルスの集団感染とわかりました。

和歌山県・健康推進課によりますと、ノロウイルス集団感染が起きたのは、海南市立きららこども園で、今月17日に「複数の園児が下痢やおう吐などの症状を訴えている」と海南保健所に連絡があり、調査した結果、今月9日から19日にかけて、園児21人に症状が現れていたことがわかりました。園児の便からノロウイルスが検出され、保健所はノロウイルスの集団感染と判断し、園内の消毒と二次感染予防を指導しました。感染した園児は、全員快方に向かっています。

ことし(2023年)県内で発生したノロウイルスの集団感染は3例目となります。

県・健康推進課では「ノロウイルスは1年を通じて発生し、ほとんどが経口感染で、感染者の便やおう吐物などが感染源となり、これらに汚染された物や食品類に触れたり食べたりすることで感染する。石けんを十分に泡立てて、丁寧に手や指を洗うことや、次亜塩素酸ナトリウムによる家具や食器などの消毒、食品の十分な加熱を行うことで、感染を予防してほしい」と呼びかけています。

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