「警護、不断の見直し」 谷国家公安委員長

2023年04月18日 20時38分

事件・事故社会

谷公一(たに・こういち)国家公安委員長は、きょう(4/18)の閣議後の記者会見で、岸田文雄(きしだ・ふみお)首相が訪れた和歌山市の街頭演説会場で爆発物が投げ込まれた事件に関し、「捜査の結果を踏まえ、要人警護について不断の見直しを図っていく」と述べました。

5月に広島市で開催される先進7カ国首脳会議・G7広島サミットを控え、外相会合なども始まったことから、谷氏は「警察庁に対し、全国警察を挙げて警護に万全を期するよう改めて指示した」と強調しました。

警察庁は、事件があった今月(4月)15日、都道府県警に対し、警察官の配置の増強や不審者への積極的な職務質問、所持品検査や不審物の検索などの強化を指示しています。

今回の警護計画は、去年の安倍晋三(あべ・しんぞう)元首相銃撃事件を機に改定された警護要則に基づいて和歌山県警察本部が作成し、警察庁が事前に確認していて、谷氏は「必要な措置は講じられていた」としています。

また、選挙活動中は、「私も多くの方に訴えかけたい、より身近に触れ合いたいという思いはある」とした上で、警察が、政党や候補者と話し合って警護を進めるよう指導している」と述べました。

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