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岸田総理襲撃 容疑者の男を送検 男は襲撃直前に和歌山入り

2023年04月17日 20時02分

事件・事故政治

岸田(きしだ)総理大臣が選挙の応援のため訪れた和歌山市の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、警察はきょう(17日)、威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕した男の身柄を検察庁に送りました。

この事件はおととい、衆議院の補欠選挙のため岸田総理が演説する予定だった和歌山市の雑賀崎漁港で爆発物が投げ込まれたもので、威力業務妨害の疑いで無職の木村隆二(きむら・りゅうじ)容疑者24歳が現行犯逮捕されました。

警察はきのう(16日)未明からおよそ8時間にわたって兵庫県川西(かわにし)市にある木村容疑者の自宅を家宅捜索し、金属製とみられるパイプや工具類、それに火薬の可能性がある粉末を押収しました。

警察は、木村容疑者がこれらを使って爆発物を作った疑いもあるとみて捜査するとともに、焦点となる動機の解明を目指す方針です。

また、逮捕された男が爆発の1時間ほど前、南海電鉄和歌山市駅の改札を出る姿が近くの防犯カメラに写っていたことが捜査関係者の話で分かりました。

警察は、男が和歌山市での岸田総理の遊説日程を事前に調べ、爆発物を所持したまま電車を乗り継ぎ現場に入ったとみて足取りを詳しく調べています。

捜査関係者によりますと、木村容疑者が防犯カメラに写っていたのは事件当日のおととい午前10時過ぎでした。

駅からはバスが現場の漁港近くに向かっていて警察は、バスの車載カメラの映像も確認しています。

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