金剛峯寺412世座主・松長有慶氏死去

2023年04月17日 11時08分

高野山真言宗総本山金剛峯寺第412世座主で、元全国仏教会会長の 松長有慶(まつなが・ゆうけい)さんが、きのう(16日)午前1時58分、すい臓がんのため大阪市内の病院で死去しました。93才でした。


松長さんは、高野山大学学長、大本山宝寿院門主などを経て、2006年11月から座主を2期8年務めたほか、2008年4月からの2年間は全日本仏教会の会長も務めました。
また、密教研究の第一人者として知られていて、「密教」や「空海」など、著書も多数あります。
松長さんは、宗派を超えた交流にも意欲的で、2009年には真言宗開祖の弘法大師・空海の生誕を祝う法会に、比叡山延暦寺の住職で天台宗の座主を迎え入れるなど、様々な功績を残しています。

松長さんの葬儀告別式は 今月19日午後1時から、高野山にある高野山別格本山南院で執り行われます。
喪主は次男の潤慶(じゅんけい)さんです。

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