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【衆院補選】自民・菅前総理と共産・市田副委員長が来和

2023年04月16日 18時55分

政治

今月(4月)23日に投票が行われる衆議院和歌山1区の補欠選挙は、ラストサンデーとなったきょうも(16日)各党の幹部が和歌山市に入り、応援演説を繰り広げました。

このうち、自民党の菅義偉(すが・よしひで)前・総理大臣は、自民党の元職・門博文(かど・ひろふみ)候補57歳の応援のため、きょう午後、和歌山市のスーパーマーケットと、ホテル・アバローム紀の国で演説を行いました。

応援演説を行う菅前総理(4月16日・和歌山市・アバローム紀の国)

菅前総理は、きのう(15日)和歌山市の雑賀崎漁港で、岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣が街頭演説を行う直前に、男が爆発物を投げ込み逮捕された事件について「民主主義への挑戦だ。絶対に許すわけにはいかない」と非難しました。

その上で、総理時代に手掛けた新型コロナワクチン接種対策の促進や、子ども家庭庁設立の実績を強調し「地方における物価高騰対策でも政府の予備費で電気料金の支援を行った。このような政策が出来るのは、自民・公明のほかにあるだろうか」と述べ、門候補への支持を訴えました。

応援演説をする市田副委員長(4月16日・JR和歌山駅前)

一方、午後2時ごろ、JR和歌山駅前では、共産党の副委員長で前・参議院議員の市田忠義(いちだ・ただよし)氏が、新人・国重秀明(くにしげ・ひであき)候補62歳の応援演説を行い、岸田総理への爆発物投げ込み事件について「容疑者が逮捕され、岸田総理も無事だったのは何よりだったが、言論を暴力で封じようとする行為は民主主義への挑戦であり、絶対に許せない」と述べました。

その上で、市田氏は政府・与党の防衛費増強路線について「戦争を起こさないために、外交に力と知恵を尽くすことが政治の責任ではないか。その努力もせずに、いざとなったら軍備増強を行う事を許すわけにはいかない」と強く非難しました。

このほか補欠選挙に立候補している候補者のうち、日本(にっぽん)維新の会の新人・林佑美(はやし・ゆみ)候補41歳も街頭で支持を訴えたほか、政治家女子48党の新人・山本貴平(やまもと・たかひら)候補48歳は選挙区入りはしていませんが、SNSなどで支持を訴えています。

衆議院和歌山1区補欠選挙の投票は、今月23日の午前7時から、一部を除いて午後8時まで、和歌山市内102の投票所で行われ、その日の午後9時半から、和歌山市民体育館で即日開票されます。

また、仕事やレジャーなどで投票日に投票できない人のための期日前投票が、今月22日まで、和歌山市内8か所で行われています。

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