【衆院補選】自民・岸田総理と維新・吉村共同代表が和歌山入り

2023年04月15日 17時35分

政治

今月(4月)23日に投票が行われる衆議院和歌山1区の補欠選挙は、初めての週末を迎えたきょう(15日)各党の党首や党首クラスの幹部が和歌山市に入り、街頭で応援演説を繰り広げました。

このうち、自民党総裁の岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣は、自民党の元職・門博文(かど・ひろふみ)候補57歳の応援のため、午後0時半すぎ、JR和歌山駅前で街頭演説を行いました。

岸田総理は、午前中、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で街頭演説を行う直前に男が爆発物を投げ込む事件が発生したため、雑賀崎での演説を中止し、和歌山県警察本部で事情聴取を受けたあと、和歌山駅前の街頭演説を行いました。

有権者に支持を訴える岸田総理(右)と二階元党幹事長(左)(4月15日・JR和歌山駅前)

岸田総理は爆発物の一件について「詳細は警察で調べて頂いているが、多くの皆さんにご心配、ご迷惑をかけた。しかし、私たちの国にとって大切な選挙は最後までやり通さなければならない」と述べ、門候補への支持を訴えました。

一方、日本(にっぽん)維新の会は、先日の大阪府知事選挙で再選した吉村洋文(よしむら・ひろふみ)共同代表が、JR和歌山駅と南海和歌山市駅で日本維新の会の新人・林佑美(はやし・ゆみ)候補41歳の応援演説を行いました。

応援演説を行う維新の吉村共同代表(4月15日・JR和歌山駅前)

この中で吉村共同代表は、岸田総理への爆発物の投げ込みについて「岸田総理と関係者が無事で本当に良かったが、民主主義を暴力で破壊する行為は、絶対にあってはならない。主義主張の異なる自民党とは正面からぶつかっていくが、暴力で民主主義を何とかしようというのは、絶対にあってはならない」と訴えました。

共産党の新人・国重秀明(くにしげ・ひであき)候補62歳の応援には、あす(16日)午後2時、党の副委員長を務める市田忠義(いちだ・ただよし)前・参議院議員が、JR和歌山駅前に訪れる予定です。

補欠選挙には、政治家女子48(フォーティーエイト)党の新人・山本貴平(やまもと・たかひら)候補48歳も立候補し、選挙区内には入りませんが、SNSなどで支持を訴えています。

衆議院和歌山1区補欠選挙の投票は、今月23日の午前7時から、一部を除いて午後8時まで、和歌山市内102の投票所で行われ、その日の午後9時半から、和歌山市民体育館で即日開票されます。

また、仕事やレジャーなどで投票日に投票できない人のための期日前投票が、今月22日まで、和歌山市内8か所で行われています。

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