和歌山市・民間の専門家を「公民共創アドバイザー」に選任

2023年04月14日 16時55分

政治

和歌山市は官民主導でのまちづくりや観光振興など、様々な課題解決や新しい政策づくりについて当局にアドバイスする民間の専門家を「公民共創アドバイザー」として迎え、きょう(14日)2人を選任しました。

尾花市長(中央)と握手を交わす公民共創アドバイザーの2人(4月14日・和歌山市役所・市長室)

公民共創アドバイザーに選任されたのは、和歌山市出身で、横浜市の地球温暖化対策事業本部長などを歴任した、エックス都市研究所理事の信時正人(のぶとき・まさと)さん66歳と、和歌山市出身で、電動ハイブリッドバイクの製造販売や道路インフラ整備の分野に詳しい、ベンチャー企業「glafit(グラフィット)」株式会社社長の鳴海禎造(なるみ・ていぞう)さん42歳です。

2人は、農業や観光振興などを含むまちづくりや、交通インフラ整備のほか、市役所内の横の連携強化など、市長の求めに応じて助言や提言を行います。

きょう午後、和歌山市役所の市長室で、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が2人を選任しました。

鳴海禎造さん(左)と信時正人さん(右)

信時さんは「役所と民間と市民の論理をいかに融合させるか、バリアを低くするかが重要で、相互コミュニケーションを促進することに努めたい」と話しています。

鳴海さんは「民間では行政の力を借りずに、新しい取り組みを進めているところが沢山ある。そういった力を含めて、もっと行政と民間の連携を強化できれば、もっと大きな事が出来るはず」と意気込みを語りました。

尾花市長は「人口減少を止めるためには民間の力が不可欠だ。当然、和歌山市もチャレンジするが、民間の経験豊富なアドバイザーの知見や人脈を活かして、和歌山の地方創生をより良いものにしたい」と期待を込めました。その上で、市役所内の横の連携強化など、内部の業務の在り方についても2人から助言を得る方針を示しました。

懇談のもよう

アドバイザーの任期は、きょうから来年(2024年)3月31日までで、報酬は無償です。また、市では社会情勢の変化に応じて、新たなアドバイザーの選任も想定しています。

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