衆院和歌山1区補選が告示 4人が立候補

2023年04月12日 11時39分

政治社会

前議員の知事転出による辞職に伴う、衆議院和歌山1区の補欠選挙が、きょう(11日)告示され、4人が立候補し選挙戦に入りました。

第一声をあげる4人の候補者(4月11日・和歌山市内各所)

立候補したのは、届け出順に、自民党の元職・門博文(かど・ひろふみ)候補57歳、日本維新の会の新人・林佑美(はやし・ゆみ)候補41歳、共産党の新人・国重秀明(くにしげ・ひであき)候補62歳、政治家女子48党の新人・山本貴平(やまもと・たかひら)候補48歳の4人です。

今回の補欠選挙は、これまで5期連続で非自民の議席を維持していた岸本周平(きしもと・しゅうへい)前衆議院議員の知事転出に伴い、行われるものです。

4人の候補者は、選挙区となる和歌山市内でそれぞれ第1声をあげ、支持を訴えました。

第一声をあげる門候補(4月11日・JR和歌山駅前)

このうち、門候補は、きょう午前9時から、JR和歌山駅前で、自民党の二階俊博(にかい・としひろ)元幹事長や、世耕弘成(せこう・ひろしげ)参議院幹事長ら国会議員や、和歌山県の岸本知事、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長ら県内の首長が応援に駆けつけるなか、第一声を上げました。

門候補は「1年半前の総選挙で皆さんの支えを頂いたが、私の至らなさで落選してしまった。政治の道を諦め、ほかの仕事をしようとも考えたが、自分の足もとを見つめた結果、やはり、政治の道でふるさと和歌山のために仕事をすることで恩返しをしたい。子どもの頃、賑やかで胸をわくわくさせたあの頃の和歌山を取り戻したい。候補者の中で一番仕事が出来るのは私だ」と訴えました。

第一声をあげる林候補(4月1日・和歌山市役所前)

林候補は、日本維新の会の馬場伸幸(ばば・のぶゆき)代表ら党幹部や大阪府南部地域の首長が応援に駆け付ける中、きょう午前10時から和歌山市役所前で第一声を挙げました。

この中で林候補は「私は、政治を行う者こそ、クリーンで自らに厳しい姿勢が必要。日本維新の会は、企業・団体・組合からの献金を一切受け取らず活動していて組織的な支援がないため、困難を伴うが、しがらみがないため、良いものは良い、悪いものは悪い、と、是々非々で誠実な政治ができる。私は、和歌山の皆様の一人一人の声をしっかりと受け止め、誠実に国政に届けていく」と訴えました。

第一声をあげる国重候補(4月11日・和歌山城一橋付近)

国重候補は、日本共産党の穀田 恵二(こくた・けいじ)国会対策委員長や、社民党和歌山県連合の東山昭久(ひがしやま・あきひさ)代表らが応援に駆け付ける中、午前9時半から公園前交差点で第一声を上げました。

この中で国重候補は、「暮らしを守るための改革として、1つは賃金を上げること、2つ目は消費税を5%にする減税、3つ目は教育費や社会保障費の国民の負担を軽くすることを示したい。改革の財源は、大企業や大金持ちを優遇している税金の仕組みを改革することで作ることができる。皆さんの声を国会に届け、政治を変えるという立場で全力を尽くす」と訴えました。

第一声を上げる山本候補(4月11日・和歌山県庁前)

山本候補は、午前10時から和歌山県庁正面玄関前で立候補の決意を表明しました。この中で山本候補は、「20代・30代の若い人に選挙に関心を持ってもらいたい。私たちと一緒に政治を変えていこう」と述べた上で、「生活困窮者や所得の低い世帯のNHK放送受信料を、完全無償化することを訴えていく」と訴えました。山本候補は、選挙期間中、和歌山市に入るのは、きょうだけだということで、あす以降は、東京にある党のコールセンターで相談の対応にあたるなど、党務に専念するとしています。

投票は、今月23日の午前7時から、一部を除いて午後8時まで和歌山市内102の投票所で行われ、その日の午後9時半から、和歌山市民体育館で即日開票されます。

また、仕事やレジャーなどで投票日に投票できない人のための期日前投票が、あす(12日)から22日まで、和歌山市内8か所で行われます。

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