南海電鉄は、車両損傷の影響で、一部列車を運休していた高野線の特急「こうや」について、大型連休に入る今月（４月）２９日から、通常通りの本数で運行すると発表しました。

「こうや」は、大阪・難波と高野山を結ぶ高野線の特急で、去年（２０２２年）５月、このうちの１編成が、橋本市の小原田(おはらた)車庫内で脱線、損傷し、運用できなくなり、南海では、一部列車の運休を続けていました。

そして、このほど、修繕や検査が完了したとして、今月２９日から通常運行が再開されるもので、難波・極楽橋(ごくらくばし)間を、平日ダイヤでは４往復、土曜休日ダイヤで７往復が運行されます。

高野山では、今年（２０２３年）、開祖の弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)の生誕１２５０年を記念する法要や行事などが予定され、多くの訪問客が見込まれています。