和歌山県内の公立高校で、きょう（７日）入学式が開かれました。このうち、田辺市学園(がくえん)の県立田辺高校では、２７７人の新入生が高校生活の第一歩を踏み出しました。

この春、田辺高校に入学したのは普通科２００人と、県立中学校から上がった自然科学科７７人で、きょう午前９時から開かれた式では全ての新入生の名前が読みあげられたあと、西嶋淳(にしじま・あつし)校長が入学を許可しました。

続いて、新入生を代表して山西陽仁(やまにし・あきひと)さんが「きょう、高校生活の第一歩を踏み出せたことを大変うれしく思います。伝統ある田辺高校の一員として責任ある行動を心掛け、色々なことに挑戦し努力し続けます」と誓いの言葉を述べました。

西嶋校長は式辞で「田辺高校の生徒であることに誇りを持ち、これからの伝統を作るべく、それぞれの夢と目標に向かって、楽しく充実した学校生活を送ってください」と呼びかけました。

ことしは、来賓として和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事も出席し「皆さんの将来にはものすごい可能性がある。失敗をするほど人生は豊かになる。勇気をもって色んなことに挑戦する３年間にして欲しい」と祝辞を贈りました。

また在校生からは、生徒会長で３年の谷本(たにもと)すばるさんが「君歩む、新たな世界、晴れわたれ。希望を胸に、夢一直線」と短歌を披露し、新入生を歓迎しました。

このあと、合唱部が校歌を斉唱し、吹奏楽部による演奏とあわせて入学式に花を添えていました。