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和歌山県警察学校で入校式 「父の背を追う決意」

2023年04月06日 19時54分

社会

和歌山県警察学校できょう(4/6)、初任科生の入校式が行われ、この春、県警本部に採用された警察官と一般職員あわせて79人が新たな一歩を踏み出しました。

警察学校で行われた入校式(2023年4月6日)

この春、警察学校に入校したのは、大学の卒業生中心の警察官・短期課程生27人と、高校の卒業生が中心の長期課程生42人の、あわせて69人の警察官と、一般職員10人のあわせて79人です。

名前を呼ばれて1人ずつ返事し起立

きょう午前、和歌山市木ノ本の警察学校・講堂で行われた入校式では、1人ずつ名前が読み上げられたあと、入校する警察官を代表して貝尻尚太郎(かいじり・しょうたろう)巡査22歳が、山﨑洋平(やまざき・ようへい)本部長から辞令を受け取り、服務の宣誓を行い、「不偏不党かつ公平中正に職務を執行することを固く誓います」と述べました。

宣誓する貝尻さん

このあと、県・警察学校の田原正士(たはら・まさし)校長が式辞を述べ、入校生に対し、2つの心がけてほしいことを示し、「警察組織の一員である自覚を持って、奉仕の精神や豊かな人間性を養うとともに、警察学校の教訓である「自律・向学・活力」の精神をよく理解し、自らを律し、積極的に勉学や訓練に取り組み、気力、体力に裏打ちされた活力と、旺盛な気迫を身につけていただきたい」と呼びかけました。

式辞を述べる田原校長

今年の入校式には、4年ぶりに保護者が出席し、会場とは別の部屋でモニターに映し出された入校式の様子に見入っていました。

また、会場では、2001年以来、22年ぶりに警察音楽隊が参加し、国歌や校歌を演奏して式典に花を添えました。

22年ぶりに式典に参加した警察音楽隊

入校式の後、警察官を代表して服務の宣誓を行った貝尻巡査は、「警察官の父親にあこがれて生まれ育った和歌山を守りたいと思い志望しました。大学時代に学んだことを活かして、生活安全課で少年非行を防止し、子どもが犯罪に巻き込まれないようにしたい。常に街を見渡し、少しの変化にも気づけるようにしたい」と話し、警察職員を代表して服務を宣誓した服部愛弓(はっとり・あいみ)さん20歳は、「緊張しましたが、ミスなくできてよかったです。公務員を目指す中で、説明会で仕事の魅力を教えてもらい、警察職員になりたいと思いました。県民や、警察官に頼られる職員になりたい」と語りました。

山﨑本部長から辞令を受け取る服部さん

きょう入校した短期課程生は半年間、長期課程生は10ヶ月間にわたって、全寮制の警察学校で法令の勉強や逮捕術、武道などを学び、卒業後は、県内各地の警察署に配属されます。

正面玄関前で記念撮影

また一般職員は1か月間の初任科教養を受けます。

満開の桜の下で記念撮影も

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