ANAの客室乗務員3人が和歌山県庁職員として採用

2023年04月03日 16時30分

交通政治経済

和歌山県は「南紀熊野ジオパーク」や、推奨県産品「プレミア和歌山」の魅力発信の強化や、県外からの移住定住を推進するため、ANA・全日空の客室乗務員3人を、県庁の会計年度任用職員として採用し、辞令を交付しました。

採用された3人の客室乗務員のうち、1人は移住定住推進課に配属される木村静香(きむら・しずか)さん、もう1人は推奨県産品「プレミア和歌山」や地場産品の情報発信を担う企業振興課に配属される武田真奈(たけだ・まな)さん、それに、去年(2022年)8月から継続して採用された環境生活部・ジオパーク室の石沢藍(いしざわ・あい)さんです。3人には、きょう午後、県庁の知事室で、岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事から事例が交付されました。

全日空では、2021年、地域創生に取り組むグループ会社「ANA(エーエヌエー)あきんど」を設立し、新型コロナウイルスによる旅行需要の低迷を受け、客室乗務員を全国の地方自治体に移住させ、本業と自治体の仕事を兼業させています。

これまでに、鳥取県や山形県、鹿児島県などに客室乗務員を派遣しているほか、去年(2022年)8月には和歌山県にも派遣し、それぞれの地域の観光や地場産品の商品開発、学校への出前講座や観光大使などを行っています。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55