子供の虐待防止よびかけ 和歌山キワニスクラブ
2023年04月01日 17時47分
児童虐待の防止を訴える啓発活動がきょう(1日)、社会奉仕団体「和歌山キワニスクラブ」のメンバーらによってJR和歌山駅周辺で行われました。
これは、全国のキワニスクラブが地域で奉仕活動を行う日「キワニス・ワンデー」に合わせ、児童虐待防止活動の一つとして実施したもので、今年で17回目になります。
快晴の中行われた啓発活動は、和歌山キワニスクラブの会員や加太・有功・西浜中学校の生徒らなど、あわせておよそ60人が参加し、「子どもと家庭のテレフォン110番」などの連絡先を添えたポケットティッシュ1000個を電車やバスなどの利用者に配りました。
和歌山キワニスクラブの坂本暁史(さかもと・あきふみ)会長は主催者挨拶で「この活動を通して、児童虐待に関する相談先があることを知ってほしい。そして、友達が悩んでいたら話を聞いてあげ、一人で悩まなくてもいいんだよということを伝えてほしい」と生徒たちに呼びかけました。
啓発活動に参加した有功中学校3年・生徒会長の中谷莉万(なかたに・りま)さんは「周りに相談できない子もいると思う。この児童虐待に関する連絡先が書かれたティッシュを配ることで、安心して相談できるところがあることを知ってもらいたい」と話していました。
県では、子どもへの虐待を発見したり、疑わしいと思ったときは、最寄りの児童相談所や市町村の児童福祉担当課、もしくは、全国共通の児童相談所虐待対応ダイヤル
「189(いちはやく)」へなどに通告・相談をしてほしいと呼びかけていて、相談や通告をした人が特定されないよう配慮するほか、匿名でも問題ないということです。