和歌山キワニスクラブ「きらり賞」 那賀高校3年生受賞
2023年03月28日 18時38分
高校生の優れたオリジナル音楽を讃える、第27回和歌山キワニスクラブ青少年のメッセージ「きらり」の受賞作品に、県立那賀高校3年の男子生徒ら2人と1つの団体が選ばれ、きょう(3/28)、4年ぶりに開かれた表彰式で作品を披露しました。
「きらり賞」は、社会奉仕団体の和歌山キワニスクラブが、青少年の健全育成と地域の発展を促そうと和歌山県内の高校生を対象に、オリジナル音楽を募集して表彰しているもので、今回は「笑顔がいっぱい」をテーマに3つの作品が寄せられました。
そして選考の結果、最優秀の「きらり賞」に、県立那賀高校3年の志津翔貴(しづ・しょうき)さんが作詞・作曲した「ホコロビノウタ」が選ばれるなど、3つの受賞作品が決まりました。
「きらり賞」の表彰式は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2020年から3年連続で開かれていませんでしたが、今年は4年ぶりに開かれ、受賞者が出席し、表彰状を受け取りました。
式典で挨拶した和歌山キワニスクラブの坂本暁史(さかもと・あきふみ)会長は、「コロナ禍で開けていなかった表彰式を4年ぶりに開催できた。受賞した皆さんには、高校生活の思い出にしてほしい」と述べました。
式典では、きらり賞を受賞した志津さんの「ホコロビノウタ」のほか、優秀賞を受賞した、県立星林高校吹奏楽部の「えがおの輪」がステージで披露されました。
このほか、奨励賞には、和歌山信愛高校1年の松村環(まつむら・たまき)さんが作詞・作曲した「海中伝灯(かいちゅうでんとう)」が選ばれました。
きらり賞を受賞した県立那賀高校3年の志津さんは、「中学3年生のとき、祖母の家にあったギターをもらって作曲するようになり、高校1年の時にこのコンクールに出会って軽い気持ちで応募しましたが、去年に続いて入賞できてよかったです。笑顔と言っても、苦笑いもあれば、冷たい笑顔もあることを歌の中で伝えられたと思う。高校卒業後は、オーストラリアでカフェの仕事を学び、将来はカフェバリスタになって自分の店で音楽を奏でたい」と語りました。