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お堀の花見遊覧船が人気、桜満開の和歌山城

2023年03月28日 12時51分

歴史・文化社会

桜が満開となった和歌山城で、堀をめぐる船から桜を楽しむ「花見遊覧船」が人気となっています。

一の橋方面に進む花見遊覧船(和歌山城公園/27日)

これは、普段は漁師という船頭の岸真樹(きし・まき)さんが、一人で操縦しながら、和歌山城の歴史や堀の話などを聞かせる「ガイド付き遊覧船」で、毎年、春の花見シーズンや秋の紅葉シーズンを中心に運航されています。船は、世界遺産、川の参詣道(さんけいみち)の熊野川(くまのがわ)下りにも使われている熊野杉(くまのすぎ)製で、乗船定員は10人です。乗船客は、普段は見られない堀からの桜景色や軽妙な船頭のガイドを楽しんでいます。

東割を行く花見遊覧船(和歌山城公園/27日)

遊覧コースは、和歌山城公園の一の橋(いちのはし)の南およそ80メートルのところにある特設桟橋から、新しくなった鳥小屋や岡口門(おかぐちもん)などがある東割(ひがしわり)を経て、一の橋や御橋廊下(おはしろうか)をくぐり、紅葉渓(もみじだに)庭園で引き返す、およそ20分間です。今シーズンは、桜が満開となり、天気が回復したきのう(27日)あたりから、一気に乗船客が増え、大忙しとなっています。

和歌山城の花見遊覧船は、来月(4月)9日まで、毎日午前10時から午後4時まで運航され、乗船代金は、大人が1000円、子どもは500円で、当日、桟橋近くでの申込みが原則となっています。

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