和歌山市・ウクライナ避難民に物資贈呈

2023年03月20日 19時12分

政治社会

ロシアのウクライナ侵攻で国を追われ和歌山市に避難している3人に、きょう(20日)日用品や図書カードなどが贈呈されました。

贈呈後の記念撮影(3月20日・和歌山市役所)

和歌山市には、現在、ウクライナから避難してきた3人が生活しています。市では、ふるさと納税による寄附をもとに3人にタオルやハンカチ、マスクなどの日用品や、非常用持ち出し袋、図書カードなど1人あたり10万円相当の物資を贈呈しました。

尾花市長(右)から物資の贈呈

きょう午前、3人のうち、ザポリージャ州出身の女性で現地の大学院で語学を学んでいたアレクサンドラ・ニコリッチさん23歳と、ドネツク州出身の男性で現地の大学院でITを学んでいたブラジスラブ・ボブネンコさん25歳が、支援者で和歌山グローバルビジネスカレッジの坂本太(さかもと・ふとし)学校長らと和歌山市役所を訪れ、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長から物資を受け取りました。

尾花市長は「色々心配だろうが、和歌山市で少しでも癒やされて欲しい。桜の花を眺めて欲しい」と励ましの言葉を贈りました。

坂本学校長(左)とアレクサンドラ・ニコリッチさん(中央)ブラジスラブ・ボブネンコさん(右)

ニコリッチさんとボブネンコさんは「とても嬉しいです。大切に使います。皆さんのお陰で安心して暮らせます」と日本語でお礼を述べました。もう1人にも、同じく支援物資が送られました。2人は、和歌山グローバルビジネスカレッジで日本語を学びながら、今後の進路を探しています。

ニコリッチさんは、日本食ではおにぎりが大好きということで「梅干しのおにぎりも食べます。和歌山は梅干しが有名ですね」と話していました。

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