和歌山県内の公立高校で、きょう（１７日）入学試験の合格発表が行われ、５２７６人の受験生に春が訪れました。

合格発表は、きょう午前１０時、一斉に行われ、このうち、和歌山市吹上(ふきあげ)の県立桐蔭(とういん)高校では、合格者の受験番号が掲示されると、自分の番号を見つけた受験生や保護者が歓声を上げて抱き合ったり、スマートフォンで記念撮影をしたりしていました。

合格した生徒は「嬉しくて叫びたい気持ちで一杯です。親に感謝を伝えたいです。勉強や部活に頑張りたいです」と目を輝かせて喜びを語りました。また、娘と一緒に合格発表を見に来た父親は「毎日努力をしていたので、良かったです」と目を潤ませていました。

和歌山県教育委員会によりますと、全日制県立高校は一般選抜で５３０８人が受検し、５１６７人が合格したほか、スポーツ推薦は１１０人中１０９人が合格しました。全日制県立高校の追募集枠は８５５人です。

定時制県立高校では、一般選抜で１７８人中全員が合格し、追募集枠は３１７人です。

また、全日制市立高校では一般選抜で２６０人が受検し２４３人が合格、スポーツ推薦は受験した１５人全員が合格しました。追募集枠は２人です。

定時制市立高校では、一般選抜は受検した３人全員が合格し、追募集枠は７７人です。

追募集の出願受付は、今月（３月）２４日、学力検査は今月２８日に行われ、合格発表は今月３０日の午前１０時からです。