岸本知事「タウンミーティング」紀美野町で開催

2023年03月13日 18時42分

政治社会

和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事が、県内各地の住民と直接対話し地域の現状や課題などを共有する「タウンミーティング」が、きのう(12日)紀美野町(きみのちょう)の温泉旅館「かじか荘」で開かれました。

紀美野町のタウンミーティングのもよう(3月12日・紀美野町「かじか荘」)

これは、岸本知事が国会議員時代に有権者の声を直接聞こうと行っていた、街頭での辻立ちの代わりに企画された取り組みで、就任翌月のことし(2023年)1月に、田辺市の秋津(あきづ)地区と上芳養(かみはや)地区で行われました。

参加者の意見に聞き入る岸本知事(右)と小川町長(左)

3回目となる今回、岸本知事は、紀美野町の小川裕康(おがわ・ひろやす)町長とともに、かじか荘のレストランに集まった11人の町民からそれぞれ意見や課題、要望などを聞きました。

町民からは、地域おこし協力隊員などの移住者がより定住しやすい制度設計の必要性や、シカが金網や電気柵を飛び越えて農作物の新芽を食い荒らす被害が深刻なこと、ブドウハゼの原木が発見されたのはよいが栽培量が少なく、となりの有田川町(ありだがわちょう)とも連携した特産化の取り組みが必要なこと、町内でたびたび瞬間的な停電が発生しているが関西電力は原因不明として改善が進まず、信号機の停止や3Dプリンターが誤作動を起こすことなど、様々な課題や意見が寄せられました。

岸本知事は「県も事業によっては同じ考えのものある。なかなか予算が出せない場合が多いが、きょうはキックオフと考えてもらって、今後も色々な意見やアイデアを集約しながらプレイヤーである紀美野町をバックアップしたい」と述べました。

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