選抜高等学校野球大会 智辯和歌山は香川の英明と対戦
2023年03月10日 12時41分
今月18日に阪神甲子園球場で開幕する第95回記念選抜高等学校野球大会の組み合わせ抽選会がきょう(10日)、大阪市の毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われ、和歌山から出場の智辯和歌山は大会2日目の第3試合で香川の英明(えいめい)と対戦することが決まりました。
センバツの抽選会は、新型コロナの影響で3年前の中止を経て去年、一昨年はリモートでの開催となり、出場36校の主将や監督、責任教諭が集まっての対面形式による開催は2019年以来4年ぶりとなります。
抽選は、同一都道府県から2校出場のチームは決勝まで、また同じ地区から出場のチームは少なくとも準々決勝まで対戦しないように振り分けたあと、各チームの主将がくじを引き、対戦相手が決まりました。
抽選の結果、智辯和歌山は大会2日目の第3試合で香川の英明と対戦することが決まりました。
5年ぶり3回目の出場となる英明は、120キロ台の速球で打たせて取るタイプの右横手投げのエース下村(しもむら)を中心に複数投手の継投で去年秋の香川県予選から四国大会までの8試合のうち7試合を2点差以内の接戦を制して優勝し、明治神宮大会でも初戦で関東大会優勝の山梨学院を破って1勝を挙げています。
対戦相手が決まった智辯和歌山の中谷仁(なかたに・じん)監督は英明の印象について「去年秋の神宮大会を見て派手さはないけれど一丸となってみんなで戦うチームだと思いました。目の前の相手に全力で向かっていけるように最善の準備をしていきたいと思います」と話していました。
また青山達史(あおやま・たつふみ)主将は、初戦への意気込みについて「チャレンジャーという気持ちで全力で相手にぶつかっていくことが大事だと思うので、相手がどこであっても守備からリズムを作って攻撃につなげる自分たちの野球をやっていきたい」と話していました。
一方、智辯和歌山との対戦が決まった英明の香川純平(かがわ・じゅんぺい)監督は「強打のチームで、いろんなピッチャーがいて、戦い方はこれから考えますが、胸を借りるつもりでやりたいと思います」と話していました。
また、中浦浩志郎(なかうら・こうしろう)主将は「打撃がすごいというイメージで、乱打戦では勝てないと思うので、最少失点に防いで僅差で競り勝てれば」と話していました。