今年度(2022年度)の「プレミア和歌山」推奨品発表・92品目認定

2023年03月10日 18時59分

政治経済

今年度(2022年度)の和歌山県推奨県産品「プレミア和歌山」の推奨品が発表され、審査委員特別賞に、日高川町(ひだかがわちょう)生活研究グループ美山(みやま)支部が手掛けた、春の山菜・イタドリの煮付けをパックにした「ごんちゃん」が選ばれました。

審査委員特別賞を受賞した日高川町生活研究グループ美山支部のメンバー(※和歌山県提供・3月9日・和歌山市・アバローム紀の国)

プレミア和歌山は県産品のブランド化を進めるため、農林水産物や加工食品、工芸品などから特に優れたものを和歌山県が認定し推奨する制度で、2008年度から行われています。

15回目となる今年度は92品目が認定され、このうち最も優れた審査委員特別賞に「ごんちゃん」が選ばれました。

商品名は、イタドリが和歌山県内では「ゴンパチ」と呼ばれていることから名付けられ、日高川町をはじめ県内の山間部を中心に、ゴンパチを煮付けで食べる習慣が根付き、おかずとしての人気が高いため、日高川町生活研究グループ美山支部が家庭でも味わえるビニールパック「ごんちゃん」として商品化しました。

残間里江子委員長(左)からの表彰(※和歌山県提供)

毎年、売り切れるロングセラーとなっている一方、近年ではシカの食害などでゴンパチの採れる量が減っていることから、15年前からは栽培にも取り組んでいて、親しみやすさや和歌山らしさ、真似の出来ない味わいが高く評価されました。

特別賞に次ぐ審査委員奨励賞に、有田市(ありだし)の有限会社ヒカル・オーキッドのSDGsに配慮した胡蝶蘭(こちょうらん)「フォアスSOSO(ソソ)」と、古座川町(こざがわちょう)のベリー工房髙田(たかだ)の「南紀 熊野蜜(なんき・くまのみつ)」、有田川町(ありだがわちょう)の株式会社マルケンみかんの「マルケンみかんジュース賢宝(けんぽう)」が選ばれました。

今回の認定により、プレミア和歌山に認定された推奨品の累計は427事業者・1264商品となりました。

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