和県内3町で気象の発表細分化 9日から運用開始

2023年03月09日 18時20分

災害・防災社会

和歌山県内の3つの町、かつらぎ町と有田川町、日高川町に発表される気象関連の情報について、和歌山地方気象台は、きょう(3/9)から合併前の旧町村に分けて発表することになり、午後1時から運用が始まりました。

和歌山地方気象台によりますと、3つの町は、平成の大合併で誕生しましたが、いずれも面積が広く、地形などによって気象の状況が異なるため、一つの気象情報では、防災の呼びかけが難しくなっていたということです。

近年、豪雨災害が相次ぐ中、3つの町から要望を受けた気象台が、自治体からの聞き取りなどを進めて協議した結果、合併前の旧町村を基本とした行政区域ごとに細分化して発表することにしたものです。

具体的には、かつらぎ町は、かつらぎと花園に、有田川町は、吉備金屋と清水に、また、日高川町は、川辺、中津、美山の3つにわけられます。

この運用は、気象に関する特別警報や警報・注意報、それに土砂災害警戒情報の発表に適用され、きょう午後1時から運用が始まっています。

和歌山地方気象台は、「発表地域を細分化することで、自治体としては、弾力的な人員配置など効果的で効率的な防災体制がとれるほか、住民の適切な避難行動にもつなげられる」と話しています。

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