人権作文コンテストで有田川町立吉備中学2年生が法務事務次官賞

2023年03月09日 16時36分

教育社会

今年度(2022年度)の全国中学生人権作文コンテストで、有田川(ありだがわ)町立吉備(きび)中学校の生徒が書いた作文が、全国審査で上位の法務事務次官賞を受賞し、きょう(9日)午後、学校で表彰状と記念品が伝達されました。

表彰後の記念撮影(中央:江川好香さん・左:夏見局長・右:嶋田校長・3月9日・有田川町立吉備中学校)

法務事務次官賞を受賞したのは、吉備中学校2年の江川好香(えかわ・このか)さんの作文「また明日(あした)。」です。

江川好香さん

この作文では、江川(えかわ)さんが、いじめが原因で自殺を考えるほど思い詰めた女子中学生が、苦しい胸の内を親友に打ち明け、親友もじっくりと話を聞き、別れ際に「またあした」と声を掛けたことがきっかけで自殺を思いとどまり、生きる希望を取り戻したエピソードに感銘を受けたことや、江川さん自身も父母や親友からの言葉に救われた経験をつづり、言葉の持つ力の大きさを訴えています。

法務事務次官表彰状の伝達

表彰式で、和歌山地方法務局の夏見聡(なつみ・さとし)局長が江川さんに賞状とトロフィーを伝達しました。

今年度の中学生人権作文コンテストの和歌山県大会には、県内78校から5284編の作文が寄せられ、最優秀賞の江川さんら23編が全国審査に推薦されました。 

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