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和工・産業デザイン科の生徒が和歌浦の明光商店街にチョークアート看板贈呈

2023年03月07日 15時56分

教育社会経済

和歌山市の県立和歌山工業高校で産業デザインを学ぶ生徒たちが、チョークアートの技法を使って、和歌浦(わかうら)の明光商店街(めいこうしょうてんがい)のお店のオリジナル看板をつくり、きょう(7日)それぞれの店主に贈呈しました。

商店街全体のイメージ看板の贈呈(3月7日・和歌山市和歌浦・明光商店街)

チョークアートとは、黒板に色鮮やかなオイルパステルでイラストや文字を描く美術表現で、店頭用の看板などとして人気を集めています。

橋本青果店の看板を手掛けた筈谷柊哉さんと半羽隆之佑さん(左)

和歌山工業高校の産業デザイン科では、今年度(2022年度)の2年生の課題授業の一環として、明光商店街の店舗のチョークアート看板づくりに取り組んでいて、去年(2022年)11月に続いて、きょう新たに4店舗の看板と、明光商店街全体をイメージした看板1枚を贈呈しました。

弁当店「おかず村」の看板を手掛けた上原慎平さんと高田翼さん(左)
坂口天音さんと丸尾亜瑚さん(右手前)がつくった看板を嬉しそうに見つめる阪本勝彦さん(左)

贈呈されたのは、青果商2店と、洋服店、それに弁当店で、生徒らが去年の秋からそれぞれの店主と打ち合わせをしながら作成しました。

早速店頭に看板を飾ったIMO・OTO朱洸の辻節子社長

このうち、洋服店「IMO・OTO朱洸(いもおと・しゅこう)」の看板は、ピンク色のセーターやオレンジ色のエプロンなど、カラフルな洋服と店名が柔らかなタッチで描かれていて、早速店頭に飾った辻節子(つじ・せつこ)社長は「既にほかの店に飾られた看板がとても可愛くて、うちもかわいい看板を作ってもらえてとても嬉しいです。素晴らしい取り組みです」と満足そうに話していました。

和工産業デザイン科長の児玉宗幸教諭

和歌山工業高校・産業デザイン科長の児玉幸宗(こだま・ゆきむね)教諭は「学校だけの教育にとどまるのではなく、地域に活かすことで、生徒の達成感を高めていける」と話しています。

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