農林大学校と紀北農芸高校が合同就職説明会

2023年03月06日 18時41分

教育経済

和歌山県立農林大学校と県立紀北農芸(きほくのうげい)高校の生徒を対象にした、農業系企業との合同就職説明会が、きょう(6日)和歌山県かつらぎ町の県立紀北農芸高校で開かれました。

これは、双方の卒業生に、農林業分野を扱う企業の概要を直接担当者から聞くことで、マッチングを促進しようと、農林大学校と紀北農芸高校が共同で開いているもので、新型コロナの影響で去年(2022年)中止されて以来、2年ぶりの開催となりました。

JAグループ和歌山のブース

きょうは、紀北農芸高校の体育館に、農産物の栽培・加工業や、青果市場、農作業用品を扱う量販店など、県内や周辺に拠点のある10数社がブースを開いて、来年就職を控えた農林大学校の学生や紀北農芸高校の生徒に、それぞれの企業概要について資料を使って説明しました。

胡蝶蘭栽培のヒカル・オーキッドのブース

果物の生産・加工業者の話しを聴いた男子高校生は「耕作放棄地を活用する点が魅力に感じました。やはり直接話が聞けることは有意義です」と話していました。この生徒と面談した業者は「私たちもだんだん年齢を重ねるので、こういった意欲のある若者に来てもらえたら」と話していました。

県・農林大学校の鳴川農学部長

県・農林大学校の鳴川勝(なるかわ・まさる)農学部長は「この説明会をきっかけに、自分の進路をより明確にしてもらえたら」と話しています。

県・農林大学校の小畑校長

同じく県・農林大学校の小畑利光(おばた・としてる)校長は、今後の展望について「いま、農業分野でもスマート農業のような新しい技術がたくさん生まれていて、県内企業の需要も高まる中、幅広い人材を輩出したい」と展望を語りました。

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