日赤とマツゲンが災害時の物資供給で協定

2023年03月03日 20時14分

災害・防災経済

和歌山市を本社にスーパーマーケット「マツゲン」を展開する株式会社松源と、日赤和歌山医療センターは、きょう(3日)南海トラフ巨大地震などの大規模災害時に物資を供給する協定を結びました。

調印後の記念撮影(左:山下院長・右:桑原社長・3月3日・日赤和歌山医療センター)

災害拠点病院のひとつでもある日赤和歌山医療センターでは、患者用に3日分の飲食料品を備蓄していますが、災害医療に従事する医師や職員も含めた飲食料品や生活日用品を増備することで、さらに安心して活動に集中できることから、松源と協定を結んだものです。

協定書への調印

きょう午前、和歌山市小松原通(こまつばらどおり)の日赤和歌山医療センター本館で行われた協定の調印式では、松源の桑原太郎(くわはら・たろう)社長と日赤和歌山医療センターの山下幸孝(やました・ゆきたか)院長が、協定書にサインしました。

桑原社長は「地域のインフラを支える2社の共通課題である災害支援協定を結べたことで、医療と食を通しての地域貢献につながり、松源としての使命を果たせる」とあいさつしました。

山下院長は「災害時では院内の備蓄もすぐに底を尽き、災害医療そのものが成り立たなくなるので、松源からの協力は大変助かる」と期待を込めました。

この協定を受け松源では、県内で地震や豪雨などの自然災害が起きた際に、災害拠点活動に必要な物資を、可能な限り、日赤和歌山医療センターへ優先的に供給します。

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