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和歌山県警・春の人事異動発表 例年より2週間早く

2023年03月02日 19時11分

社会

和歌山県警察本部はきょう(3/2)、県内12のうち10の警察署で署長が交代する、この春の人事異動を発表しました。

今年(2023年)の人事異動は統一地方選挙のため例年より2週間程度早くなっていて、今月(3月)13日に発令する、警部以上の警察官と職員をあわせた第1次異動が267人、今月17日に発令する警部補以下の警察官と係長以下の職員をあわせた第2次異動が559人となっています。

例年より定年退職者が多く、幹部ポストの異動が増えたため、第1次異動は、去年より増えましたが、1次と2次をあわせた人事異動全体の規模は、警察署の統合など大規模な組織改編が行われた去年より261人減って826人となりました。

この春の主な組織改編としては、来年(2024年)春に和歌山県で予定されている第35回全国「みどりの愛護」のつどいで皇室の警備に備えるため、警備課内に、警衛対策室を設置するほか、出資法やヤミ金融関連などの生活経済事犯にかかる告訴・告発事件や、インターネット上の情報削除依頼などの犯行ツール対策を専従で行えるよう、生活環境課内に、告訴・告発事件捜査・犯行ツール対策係を新設します。

また、特殊詐欺事件への対応を強化するため、捜査二課内にある特殊詐欺事件捜査班を増員するほか、経済安全保障への対応強化として、警備企画課の人数を増やして技術情報の流出といった事案の実態解明などにあたります。

幹部の主な人事として、警視正では、

生活安全部長に、岸谷孝行(きしたに・たかゆき)警務課長、

警備部長に、的場克郎(まとば・かつろう)首席監察官、

首席監察官に、林達也(はやし・たつや)サイバー犯罪対策課長、

となっています。

また、県内12の警察署のうち、10の警察署で署長が交代します。

新たな署長の人事は、

和歌山西警察署長に、大野矢雄(おおの・ちかお)警備部長、

和歌山東警察署長に、藤田和義(ふじた・かずよし)刑事企画課長、

和歌山北警察署長に、堀内康弘(ほりうち・やすひろ)地域指導課長、

橋本警察署長に、西山浩己(にしやま・ひろき)生活環境課長、

岩出警察署長に、岡田謙吾(おかだ・けんご)生活安全企画課長、

海南警察署長に、中岡隆(なかおか・たかし)少年課長、

有田湯浅警察署長に、赤井啓修(あかい・ひろのぶ)広報県民課長、

田辺警察署長に、西村章彦(にしむら・あきひこ)人身安全対策課長、

白浜警察署長に、原口憲司(はらぐち・けんじ)厚生課長、

新宮警察署長に、井田昌樹(いだ・まさき)留置管理課長、

となっています。

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