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JA紀の里・南営農経済センター竣工式

2023年03月01日 19時55分

社会経済

JA紀の里の南営農経済センターの竣工式がきょう(3/1)、紀の川市桃山町で開かれ、関係者が乾杯してスタートを祝いました。

乾杯で竣工を祝う(2023年3月1日・JA紀の里桃山支所で)

JA紀の里では、組合員へのアンケーをもとに、農家に技術指導などを行う営農と、農薬や肥料などを販売する購買の機能を持つ管内10の事務所の統合を進めていて、これまでに粉河地区と那賀地区にある5つの事務所を1つにして粉河地区に東営農経済センターを設置しています。そして、今回、新たに桃山と貴志川管内の2つの事務所を統合し、桃山地区に南営農経済センターを建設したもので、今回の統合で、営農や購買の専門職員を土曜と日曜にも配置できるようになります。

竣工式は、きょう午前9時から紀の川市桃山町市場の南営農経済センター隣りにあるJA紀の里桃山支所で開かれ、JA紀の里の岩上昌義(いわがみ・まさよし)代表理事組合長が挨拶し、「民間の調査では、企業が顧客を失う理由のうち、取り扱う商品への不満はわずか16%である一方、68%が社員の態度となっていて、新しい建物や商品ぞろえだけでは、組合員の皆さんに満足してもらえないことがわかる。対話によって、組合員に信頼されるセンターづくりに務めたい」と述べました。

挨拶する楠本理事長

JA紀の里・南営農経済センターは、およそ800平方メートルの鉄骨平屋建てで、倉庫と事務所、店舗があり、去年6月から建設が進められてきました。

きょうの式典では、建物の設計にあたったJA和歌山県農を代表して楠本健次(くすもと・けんじ)代表理事理事長と、建設を担当した湯浅町にある中井組の中井崇義(なかい・たかよし)社長にそれぞれ感謝状が贈られました。

式典には、関係者およそ30人が出席し、梅のジュースで乾杯して、施設のスタートを祝いました。

式典の後、JA紀の里・南営農経済センターの金川幸弘(かながわ・ゆきひろ)センター長は、「桃山と貴志川が一つになったことで、人員も増えたので、来客された人に、笑顔で帰ってもらえるよう接客し、楽しい事業所づくりに務めたい」と抱負を語りました。

来店者にいちごを配布する金川センター長

竣工式にあわせてセンターの店舗では、先着300人にいちごの無料配布などが行われ、多くの人が訪れて肥料や食料品などを買い求めていました。

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