橋本市の公園で不法投棄・県の監視カメラきっかけで検挙
2023年02月28日 16時09分
橋本市内の公園に家庭ゴミを不法投棄していた市内在住の40代の男性が、先月(1月)警察に検挙されました。県が設置した不法投棄監視カメラに車やゴミが写っていたことが端緒となり、検挙に繋がりました。
和歌山県廃棄物指導室によりますと、この公園では、去年(2022年)の10月から12月にかけ、不法投棄が多発していて、橋本警察署からの要請で、県がIoTに対応した不法投棄監視カメラ3台を設置し、監視を行っていました。その後、先月中旬になって、紙くずなどの家庭ゴミを車に載せた男性がカメラに写っていたことがわかり、県が橋本警察署に通報しました。
警察が写っていたナンバープレートなどから市内在住の40代の男性を割り出し、不法投棄の疑いで検挙しました。男性は、今月(2月)17日、検察庁に書類送検されました。
県では、2012年度から不法投棄撲滅のため、県内に100台以上の監視カメラを設置し、監視を続けています。
廃棄物対策室によりますと、昨年度(2021年度)和歌山県内で確認された不法投棄は409件、今年度(2022年度)も同じぐらいの件数に達する見込みとなっていて、県民に改めて、不法投棄の防止や、通報を呼びかけています。