近大酒の酒粕を活用し、「粕汁」新発売

2023年02月26日 16時42分

社会経済

近畿大学と、白浜町にある近大発ベンチャー企業「アーマリン近大」は、フリーズドライ製品の「近大粕汁(かすじる)」を発売しました。これは、湯浅町の近大農場と有田川町にある高垣(たかがき)酒造が共同開発した「近大酒(きんだいさけ)」の酒粕(さけかす)を活用したもので、経営学部生がパッケージデザインを担いました。

近大農場では、おととし(2021年)から、製造・販売している近大酒の副産物、酒粕の有効活用を検討していましたが、このほど、アーマリン近大が販売している「みそ汁」のノウハウを活かして、フリーズドライの「近大粕汁」を開発、今月(2月)23日から販売を始めました。

製品は、湯浅醤油、豚肉、油揚げ、ごぼう、ニンジン、ネギなどが使用された具沢山の粕汁となっていて、栄養価が高く、保存もきくことから、防災備蓄食品としての活用も期待されています。

また、商品化にあたっては、経営学部内で、ゼミ生がパッケージデザインのコンテストを実施し、優秀賞となったグループの作品が採用されました。学生たちは今後、SNSや学内イベントを通じて、プロモーション活動も行うということです。

「近大粕汁」は1箱2食入り税込み480円で、スーパーマーケットの北野(きたの)エースのキーノ和歌山店など関西の数店舗や、県内の土産物店などで販売されています。

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