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新宮市・170億円の新年度当初予算案

2023年02月24日 20時41分

政治

新宮市(しんぐうし)は、一般会計の総額でおよそ170億円の新年度(2023年)当初予算案を発表しました。

当初予算の規模は、地方交付税の増加や、新型コロナの影響改善に伴う市税収入の増加などにより、今年度(2022年度)よりも0・6%増のおよそ170億7094万円となっています。

国民健康保険特別会計や水道・病院事業会計などを含めた総額は、今年度より0・7%増え、362億円あまりです。

主な事業は「Eバイク」を活用したサイクルツーリズムや、来年(2024年)の世界遺産登録20周年に向けた観光客誘致、2025年の大阪・関西万博を見据えた外国人観光客の誘致に取り組むほか、新宮港の企業誘致や、クルーズ船再開を見込んだ積極的な誘致活動にも取り組むとしています。

出産・子育て支援では、交付金や子育て用品の支給、子ども食堂への補助制度の新設を、高齢者関連では介護人材の資格取得支援を、それぞれ新年度から始めるとしています。

このほか、紀伊半島一周道路の一部となる新宮紀宝(きほう)道路と市街地を結ぶ市道整備や、三輪崎(みわさき)小学校と熊野川(くまのがわ)小学校の体育館整備なども行うとしています。

新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長は「市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちづくりに、渾身の力を込める」と話しています。

新年度当初予算案は、今月(2月)28日に開会する3月定例市議会に提出されます。

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