ボランティアフェスタ・野尻技監と仁坂前知事が講演

2023年02月23日 17時38分

イベント

少子高齢化が進み、地域でのボランティア活動の必要性が高まるなか、次の世代を担う若者に和歌山の魅力を再発見してもらおうという「ボランティアフェスタ」が、祝日のきょう(23日)和歌山市の県民文化会館・小ホールで開かれました。

きょうのボランティアフェスタのもよう(2月23日・和歌山市・県民文化会館・小ホール)

これは、和歌山市ボランティア連絡協議会が初めて主催したものです。

きょうは、和歌山市中心部にある東京医療保健大学、宝塚医療大学、それに、和歌山信愛大学の学生や市民らおよそ150人が参加しました。

基調講演を行う野尻技監

はじめに、新型コロナウイルス感染症対策の指揮を執る、和歌山県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監が「新型コロナウイルスのパンデミックを経験して」と題して基調講演し、2019年2月の県内初の感染確認から、現在の感染第8波までの4年間にわたる保健医療行政の奮闘を振り返りました。

退任後初の一般向け講演を行う仁坂前知事

続いて、和歌山県前知事の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)さんが「行政とボランティア精神」と題して講演し、ボランティア精神や、長年の県政での経験に基づいた若者のやる気の喚起や、創意工夫の重要性を訴えました。

トークセッションでの野尻技監(奥)と仁坂前知事(手前)

最後は、野尻技監と仁坂前知事が参加者からの質問に答えるコーナーも設けられ、仁坂前知事は「親世代が『和歌山には何も無い』と言い続けては、子ども世代が就職や進学でどんどん離れてしまう。『わかやま何でも帳』などの郷土を学ぶ副読本に触れて、和歌山の誇りをたくさん吸収して欲しい」と述べました。野尻技監は「和歌山県は伸びしろがたくさんあります。みんなでもり立てていきましょう」と呼びかけました。

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