都市計画道路「南港山東線」23日、全線完成へ

2023年02月19日 14時39分

交通災害・防災

和歌山市内の都市計画道路「南港山東線(なんこう・さんどうせん)」のうち、県立和歌山工業高校前などを通る最後の区間の拡幅工事などが、今月(2月)23日に完了し、全線の整備が終了します。

今回完成するのは、和歌山市西浜(にしはま)3丁目から関戸(せきど)1丁目までのおよそ920メートルで、大浦街道(おおうらかいどう)の西浜交差点から国道42号水軒口(すいけんくち)交差点までが、両側に歩道を備えた4車線化が完成します。この区間は、2015年度から、県が総事業費およそ75億円をかけて整備したものです。

これで、都市計画道路・南港山東線は、総工費450億円で、和歌山市西浜から吉礼(きれ)まで、およそ8キロの全線の整備が完了し、1973年度から半世紀に及ぶ事業が終了します。

そして、完成により、国際拠点港湾和歌山下津港(わかやま・しもつこう)と阪和自動車道和歌山南スマートインターチェンジを結ぶ幹線道路として、産業や観光の振興に寄与するとともに、災害発生時の緊急輸送道路として、また、周辺道路の渋滞緩和や、自転車・歩行者の通行の安全性向上に期待されています。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55