防災をテーマにした川柳コンテスト「第５回防災川柳」の表彰式が、きょう（１８日）和歌山市の和歌山商工会議所で行われました。

「防災川柳」は、防災に役立つ商品やシステムの研究・開発に取り組んでいる、和歌山市の「一般社団法人防災用品研究所」が防災への意識を高めてもらおうと毎年募集しているものです。ことしは「小学生の部」と「一般の部」に、全国からあわせて６４６句の応募があり、このうち１５句が、最優秀賞、優秀賞、秀句に入賞しました。

「小学生の部」最優秀賞には、「訓練で 守れる僕らの 新時代」という句を詠んだかつらぎ町立大谷小学校２年の草田朔空（くさだ・さく）さんが、「一般の部」最優秀賞には、「防災は備えと非難の二刀流」という句を詠んだ、愛媛県四国中央市の村野洋志（むらの・ひろし）さんが選ばれました。

「小学生の部」最優秀賞に輝いた草田朔空さんは「川柳は学校での避難訓練の経験から思いつきました。入賞できて嬉しいです」と話していました。

防災用品研究所の田原サヨ子（たはら・さよこ）代表理事は「小学生のレベルが上がっているなと思った。一般の部もニヤっと笑ってしまうような句もありとても良かった。なにより全国から応募してくれることが本当に嬉しい」 と話していました。