和歌山工業高校「ふるさとづくり大賞」受賞

2023年02月17日 19時07分

教育社会

 和歌山県立和歌山工業高校産業デザイン科は、今年度(令和4年度)のふるさとづくり大賞で、「団体表彰」を受賞し、このほど東京で表彰式が行われました。

 これは、総務省が実施しているもので、「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体や個人を表彰し、ふるさとづくりへの情熱や思いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的に1983年度から行われています。

 今回、団体表彰を受けた和歌山工業高校産業デザイン科3Dモデリング班の生徒は、県内で多発する仏像盗難被害を食い止め、地域の信仰の場を守ろうと県立博物館と連携して取り組んだ「お身代わり仏像」事業が高い評価を受けました。
 この事業は、仏像の3Dスキャン・プリントによって本物とそっくりの「お身代わり仏像」を作成して寺や神社に奉納し、その代わりに本物の仏像を博物館で預かることで文化財の盗難対策を図るとともに、高校生が新たな地域の輪を創る点が注目を集めました。

 事業は好評で、これまで、およそ10年間に県内で21ヶ所、40体の仏像や神像を制作し、奉納してきました。

 表彰式は、このほど東京都内のホテルで行われ、生徒ら4人が出席しました。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55