【新型コロナ】オミクロン変異株XBB.1.5が和歌山県で初確認

2023年02月14日 16時29分

福祉・医療

和歌山県は、きょう(14日)県内の新型コロナウイルス感染者から新たな変異株「XBB.1.5(エックスビービー・ワンファイブ)」が、確認されたことを明らかにしました。

県によりますと、今月(2月)2日、県内在住で70歳代の男性感染者のウイルスがXBB.1.5の疑いがあると県に連絡があり、ゲノム解析を行った結果、おととい(12日)XBB.1.5と判明しました。

XBB.1.5は通称「クラーケン」と呼ばれ、アメリカやカナダ、ヨーロッパなどで流行している新型コロナウイルスの変異株で、日本では、東京都や兵庫県で確認されています。

和歌山県で初のXBB.1.5に感染した70代の男性は、先月(1月)13日に発症しましたが、軽症で入院はせず、現在は快復していて、これまでに2回ワクチンを接種していますが、海外渡航歴は無いということです。

県・福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「クラーケンは、免疫のすり抜けがしやすく置き換わりも早いため感染力が強い。重症度はまだわからないところもあるが、アメリカでは入院患者数が増えているとされ、注視する必要がある」と見解を述べた上で、人混みや病院、高齢者施設などへ出掛ける際には、引き続き、感染対策を十分に行うよう、県民に呼びかけています。

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