和歌山万博メイキングムービー#2
<情報発信:和歌山県>

和歌山万博メイキングムービー#1はここをクリック

「郷土の食文化が危うい!」26日シンポジウム開催

2023年02月13日 17時28分

イベント歴史・文化社会

サンマずしやなれずしなど和歌山県内の郷土の食文化の現状や課題について考えるシンポジウムが今月(2月)26日、和歌山市で開かれます。

これは、防災や地域活性化、健康などの分野でセミナーやシンポジウムを主催してきたわかやま県NPOサポートセンターが初めて「食」をテーマに開くものです。

シンポジウムでは、はじめに滋賀の食事文化研究会・元代表の堀越昌子(ほりこし・まさこ)さんが、「滋賀の食事文化の発掘・発信に取り組み30年」と題して基調講演します。

この後のディスカッションは、「紀州和歌山から語る郷土食文化の危機と取り組み」というテーマで行われ、2011年の紀伊半島大水害で店舗に大きな被害を受けながらも、和歌山県内外からの支援で再開した、新宮市の「熊野川産品加工組合」代表の竹田愛子(たけだ・あいこ)さんをはじめ、有田市の箕島漁港で獲れた鮮魚や水産加工品などを販売している、有田箕島漁協の産直施設「浜のうたせ」で販売部長を務める植野礼智(うえの・あやさと)さんや、女性の地域おこしグループからスタートし現在は、食を活かした地域づくりに取り組んでいる田辺市の「龍神はーと」代表の小川(おがわ)さださんが登壇し、それぞれの現状と課題を報告します。また、ディスカッションには、和歌山信愛女子短期大学で食物栄養を専攻している3人の学生も登壇する予定で、地域での取り組みを聞いた学生が、どのように受け止め、今後に活かすのか、語ります。進行は、和歌山大学南紀熊野サテライト客員教授の鈴木裕範(すずき・ひろのり)さんが務め、基調講演した堀越さんも助言役で参加します。

主催する和歌山県NPOサポートセンターを運営する「わかやまNPOセンター」の森下和紀(もりした・かずき)事務局長は、「開催にあたって県内の食文化の現状を調べてみると、次の世代へつないでいくのが難しいものが多く、こうした現状を発信していく必要性を強く感じた」と話しています。

このシンポジウム「郷土の食文化が危うい!食文化は地域資源 その可能性を考える」は、今月26日の午後1時半から和歌山市手平の和歌山ビッグ愛9階会議室で開かれます。

会場の入場定員は20人で、和歌山県NPOサポートセンターのホームページから、メールかQRコードで事前の申し込みが必要です。また、オンラインでも開催されますが、こちらも事前の申し込みが必要です。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55